
クアラルンプール国際空港(KLIA)に到着した瞬間、ふわっと鼻に届いた“あの香り”。
「ああ、帰ってきたなぁ」って、毎回思うんです。
マレーシアに初めて来たときも、なんだか不思議な香りがして、「これが“東南アジアの空気”ってやつか!」とワクワクしたのを覚えています。
ちょっとスパイシーで、湿気を含んだ空気に混ざって、エキゾチックな甘い香りもふわり。
空港って本来は無機質なはずなのに、KLIAにはどこか“人間っぽさ”というか、“暮らしの匂い”がある気がするんですよね。
日本の空港はピリッとした清潔感があって、いかにも「管理されてます」って感じ。
それはそれで好きなんだけど、KLIAのこのゆるい空気に包まれると、なんだかホッとするというか…
「またマレーシアでのんびり過ごせるなぁ」って、心がすっとゆるむ感覚になります。
英語も通じるようで通じなかったり、案内表示がわかりにくかったりするのに、なぜかそんなにイライラしない(笑)
むしろ、「まあいっか」って思えてしまう、この国特有の空気感。
たぶん、あの香りに最初から“心の緊張”がゆるめられてるのかもしれません。
マレーシアって、香りまでもが個性のひとつなんだなって思います。
KLIAの空気を吸うたびに「またこの国でのんびり暮らそう」って気持ちがよみがえるんです。